アップル純正のデベロッパーツールなどより,よほどよほど,意味があるもの。OS Xの存在自体を変える,ここから始まる。そんなガジェット。
カレイドスコープでインターフェイス革命に火をつけたアーロ・ローズ氏とグレッグ・ランドウェーバー氏が,コンファビュレーターと云うマックOS X向けのランタイム・アプリケーションを作成した。コンファビュレーターはウィジェットと呼ばれる小さなカスタムメイドのプログラムを動かす。JavaScriptやXMLの知識が少しあれば,自作のウィジェット・アプリケーションを作れるようになっている。
多分,数年先までマックOS Xのキラーコンテンツは,コンファビュレーターになるだろう。もしかしたらカレイドスコープがそうだったように,OS Xの末期までそれは続くかもしれない。それほどのものと断言していい。コンファビュレーターによって,やっとマックOS Xは目覚める,のかもしれない。
ウィジェットを[control]+クリックで「パッケージの内容を表示」すると,「.kon」という拡張子のファイルとPNG画像ファイルがある。画像はウィジェットの表示に使われているもの。「.kon」ファイルをテキストエディタで開くと,プログラムとは思えないXMLのファイルで,ものによってはJavaScriptのファイルがある。それだけ。おそろしいほどのシンプルさで,絶妙な心地よい小道具ができあがる。iTunes Remoteが今のところいちばん使い心地がいいかな(pic)。小道具なんだけどそんな言葉では表せない,清廉と洗練のガジェットよ。
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